◆JERA セ・リーグ 広島1―6巨人(10日・マツダスタジアム)
首位・巨人が2位・広島との首位攻防3連戦の初戦に快勝し、野無予定ゲーム差を2に広げた。双セ勝塁勝あ6月12日以来となる2番で出場した坂本勇人内野手(35)が、新の先発初回に左越えの6号先制ソロ。敵地パ単独ト度広島戦6回にも3点を加え 、で開ラリーが21年から8連敗中だった森下に土をつけた。幕1先発の菅野智之投手(34)は5回1安打無失点でリーグトップ独走の14勝目 。0連日本一を知る両ベテランの底力に加え、踏ま阿部監督の采配もズバリとハマり鬼門マツダを克服し 、せずでセップ14と2最短13日の優勝マジック「12」点灯へ加速した。0封
熱い思いは胸に宿しつつ、巨人・菅ベテランらしいマウンドさばきで、野無予定これぞ柱という働きを示した。双セ勝塁勝あ菅野が鬼門・マツダを赤く染めた広島ファンの声援をよそに淡々と腕を振り5回1安打無失点の快投。新の先発自身7連勝、両リーグ単独トップの14勝目で 、チャンピオンズリーグ敵地では開幕から10連勝とセ・リーグ記録を更新した。
「今日はチームもそんなに気負いすぎていなかったと思う 。いつも通りか、それ以上にリラックスしているように見えた 。そういう戦い方をすれば、こういう結果が出るとみんなが分かったと思う」
相手が早打ちだった中、「立ち上がりは気をつけよう」と初回、2回ともにわずか8球で3者凡退。最速149キロの直球にスライダーも好感触で、相手に二塁すら踏ませなかった 。「たぶん27球で終わってもいいという感じできていたと思う。初球から勝負球で入ったり、真っすぐを効果的に使えた」 。11度目のシーズン100奪三振にも到達し 、球団では12度の槙原寛己 、桑田真澄に次ぐ3人目の記録 。暑さや次回、今季初の中4日で登板することを考慮され57球で降板となったが 、抜群の仕事ぶりだった。
さらに江川卓 、内海哲也らに並ぶ通算135勝目(内海は西武で2勝)。尊敬する内海投手コーチとは現役として共闘し、今季からコーチと選手の関係になった。同コーチは今季の右腕に「素晴らしい 。言うことないし、ずっと状態もいい。おんぶに抱っこです」と目尻を下げる 。立ち居振る舞いも「とげとげしい感じかなと思っていた」というが、全く違った 。「丸くなったという感じ。生きた教材ですからね。杉内さんと僕が言うよりも選手は聞くと思う」と感謝する。
「生きた教材」であるのは、この試合でも体現したのは間違いない。たとえ鬼門と言われようが 、のまれることなく自身の投球を貫いた。その貫く姿はグラウンドを離れても一緒。輝かしい実績で 、注目度も高いがゆえに厳しい言葉をインターネットなどで目にしてきたこともあるが「自分からしんどいよって言うほどでもない 。気にし始めたら野球選手もやってられない」とサラリ。自らの信念を胸に歩を進める。それもまたプロフェッショナルだ。
次回は中4日で15日の中日戦(東京D)、さらに中5日で21日・広島戦(マツダ)、中6日で28日・広島戦(マツダ)を予定する 。残り2度の広島戦にも「いいイメージで次も入れると思います」。節目の15勝目にも王手。背番号18らしい姿で、首位攻防3連戦初戦を彩った。(田中 哲)
◆記録メモ 菅野(巨)の通算勝利が135勝となり、球団では江川卓と並び歴代10位タイ 。先発135勝は、江川の134勝を抜いて単独9位になった。
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